（素麺　その２～３）

○　「手緒里庵　梅しそ　そうめん」（ヤマダイ）

　素麺の王道である揖保の糸を使用したカップ麺として「手緒里庵　梅しそ　そうめん」の登場です。

　ただでさえもサッパリとした味わいの印象が強い素麺なのですが、さらに梅しそが加わって良い感じになっているような気もしますね。

　お湯を入れて３分、麺をしっかりとほぐして粉末スープを入れたら完成。梅と昆布が混ざったサッパリとした香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。昆布ベースのおつゆに梅の酸味がとても効いていますね。後味も悪くないですしとても良い感じです。

　具は麩、梅肉、長ネギの３種類。フワフワとした麩の味わいも良いのですが、なんといっても梅肉の存在がとても良い感じとなっています。

　麺は素麺としてお馴染みの揖保の糸。ツルツルとした舌触りで麺のコシもしっかりと残っており、さすがの美味しさといったところです。

　梅の良いところと素麺の良いところが見事に合わさった一品。その美味しさに加えて１０７キロカロリーというヘルシーさも魅力的です。

○　「あったか　おそうめん　鯛だし柚子風味」（コープ）

　庶民の味方として君臨するコープが素麺のカップ麺を開発しました。あったかおそうめんシリーズのうち鯛だし柚子風味の登場です。

　めんつゆでいただく素麺も美味しいのですが、寒い時季はあたたかいおつゆでいただく素麺も最高に美味しいです。鯛だしのおつゆもポカポカ温まりそうです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。彩り豊かな光景が目に入ってくるとともに柚子と鯛の混ざったとても上品な香りが漂ってきました。

　まずは、おつゆを一口いただきます。あっさりとした口当たりで口に含んだ瞬間に柚子の香りが広がってくるといった感じがしてとても美味しいです。

　具はタマゴ、天かす、カマボコ、長ネギの４種類。海老の風味が良い感じの天かすもいいのですが、桜を形取ったカマボコが春を思わせてくれますね。

　麺はもちろん素麺なのですが、しっかりとしたコシがあり、ツルツルとした食感がなんともいえないくらいに良い感じです。おつゆともしっかりと絡んでくれます。

　柚子の香りが勝っていますが、鯛の風味もしっかりと楽しめるおつゆが印象的な一品。見た目も風味も春にいただくのが一番良いのかもしれません。

○　「あったか　おそうめん　鰹・昆布だし梅風味」（コープ）

　庶民の味方として君臨するコープが素麺のカップ麺を開発したのですが、第二弾です。あったかおそうめんシリーズのうち鰹・昆布だし梅風味の登場です。

　めんつゆでいただく素麺も美味しいのですが、寒い時季はあたたかいおつゆでいただく素麺も最高に美味しいです。梅風味ということで春を楽しめそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。彩り豊かな光景が目に入ってくるとともに梅のとても良い香りが漂ってきて食欲をそそられました。

　早速、おつゆを一口いただきます。鰹のしっかりとした出汁と昆布のまろやかな出汁が混ざっているとともに梅のエキスもしっかりと染みこんでいて美味しいです。

　具はシイタケ、タマゴ、カマボコ、ウメ、長ネギの５種類。タマゴとカマボコの組み合わせが彩りをよくしており、梅肉の美味しさもなかなかのものです。

　麺はもちろん素麺です。ツルツルと吸い上げるとおつゆがしっかりと絡んでくるとともに梅肉や長ネギもほどよく絡んでくるのでとても美味しくいただけます。

　風味がとても良いおつゆと上品な味わいがとても印象的な一品。食感で春を感じるにはまさにお薦めとなっていますので、春間近にいただくのが一番です。

○　「手緒里庵　あっさり仕立てのそうめん」（ヤマダイ）

　揖保乃糸を使ったカップ麺としてお馴染みの手緒里庵シリーズからあっさり仕立てのそうめんの登場です。

　素麺といえば揖保乃糸というくらいになっているので、その揖保乃糸を手軽に味わえるというのが嬉しいですね。あっさりとした味わいを楽しみたいものです。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて麺をほぐしてから粉末スープを入れてよくかき混ぜれば完成。ほんのりと魚介だしの香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。ネーミング通りあっさりとした感じなのですが、しっかりと和風出汁の味わいを楽しめるといった感じです。

　具は、麩、タマゴ、長ネギの３種類。見た目も美しい麩の味わいがなんとも良いですね。おつゆをしっかりと含んでフワフワとした食感もなかなかです。

　麺は素麺を代表する麺といっても過言ではない揖保乃糸を採用。細くてコシのある麺はおつゆとよく絡んで美味しくいただくことができます。さすが揖保乃糸ですね。

　しつこくない出汁の風味とともに本物の素麺を楽しめる一品。もう少し大きくてたくさん食べたくなるような美味しい一杯だと感じました。

○　「手緒里庵　わさび風味　そうめん」（ヤマダイ）

　素麺といえば揖保乃糸と国民にお馴染みとなっていますが、その揖保乃糸を採用したカップ麺の登場です。

　今回はわさび風味そうめんということで、風味がサッパリとしていそうです。ただでさえもサッパリとしている素麺に加えるというアイデアが素晴らしいと思います。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜてからふりかけをかければ完成。鼻にツンとくるようなわさびのとても良い香りが漂ってきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。口に含んだ瞬間にわさびの風味が広がってくるといった感じで塩加減もちょうど良く美味しくいただくことができます。

　具は麩、海苔、長ネギの３種類。麩はフワフワとした食感があるとともにおつゆを吸っているのでとても良い感じ。海苔と長ネギは風味がとても良いです。

　麺は素麺の王道である揖保乃糸。細くてコシがしっかりとしている麺は食べていて本当に美味しいと感じます。わさびの風味も染みこんでいるようで良い感じですね。

　風味がとても良いわさびとスッキリといただける素麺のハーモニーがとても心地良い一品。まさに日本人にしか楽しめないような味わいとなっています。

○　「どん兵衛　鶏ごぼう　温つゆそうめん　ゆず風味」（日清）

　だしが効いていてスッキリとしたおつゆとともに素麺の美味しさを楽しめることでお馴染みのどん兵衛温つゆそうめんシリーズから鶏ごぼうゆず風味の登場です。

　素麺といえばギンギンに冷やして暑い夏に食べることが多いのですが、温かくして食べるのもなかなか美味しいのかなと思います。温つゆの醍醐味を楽しめそうですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。透き通ったおつゆが目の前に現れるとともにゆずのとても良い香りが漂ってききたのでとても心地良くなりました。

　早速、そのおつゆを一口いただきます。口に含むと直ぐにゆずの風味がパーッと広がってきてさらに和風だしの風味が追いかけてくるような美味しさとなっています。

　具は鶏肉、タマゴ、ゴボウ、ニンジン、長ネギの５種類となっており、ささみのような鶏肉の味わいとゴボウの風味と食感をしっかりと味わうことができますね。

　麺は細いのにコシがしっかりとしている素麺で、喉ごしの良さを楽しむことができるとともに、ゆずと和風だしがしっかりと絡んでくるので美味しくいただけます。

　ゆずと鶏とゴボウの風味と食感を心地良く楽しむことができる一品。素麺との相性の良さも素晴らしいのですが１９１キロカロリーというヘルシーさも見逃せません。

○　「カップヌードル　そうめん　ライト」（日清）

　カップ麺のパイオニアとして長きにわたって愛され続けているカップヌードルシリーズから、和風麺料理としてお馴染みのそうめんが登場しました。

　暑い日に冷え冷えのそうめんをいただくととても美味しいので氷を入れて冷やしていただくといった選択肢もありますが、今回は熱々そうめんとしていただいてみます。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけるとうっすらと生姜の香りがしてくるとともに、彩りのとても良い具材が食欲をそそらせてくれます。

　早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていて、昆布とシイタケの風味の良さが広がり、生姜の風味の良さもあるので美味しくいただけます。
　
　具は鶏肉、カマボコ、タマゴ、生姜、長ネギの５種類となっており、鶏肉は大きくて香ばしさがあるので焼き鳥をいただいているような感じで、タマゴはフワフワでした。

　麺はそうめんということでストレート系になっていて、細くて柔らかめとなっていますがおつゆがしっかりと絡み、小麦の味わいもよく解るので美味しくいただけます。

　風味の豊かなおつゆに加えて食べ応えと味わいのある具材だけでなく独特の食感と味わいのある麺を気軽にいただくことができる一品。サッパリとした気分になれました。

○　「桃屋のつゆで仕上げた　温そうめん」（サンヨー食品）

　桃屋とサンヨー食品がタイアップしてから多くのカップ麺を見かけるようになりましたが、今回は桃屋のつゆで仕上げた温そうめんの登場です。

　１９７６年に発売されたロングセラー商品ということで鰹だしの風味の良さがお馴染みとなっていますが、その風味の良さが再現できているのかが気になってきました。

　お湯を入れて３分、蓋を開けて仕上げの小袋を入れてよくかき混ぜれば完成。鰹だしのとても良い香りがしてくるとともに、おつゆらしい甘そうな香りもしてきました。

　早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていて、香り同様に鰹だしの風味の良さを感じるとともに、ちょっと甘めの味わいになっています。

　具は揚げ玉、カマボコ、ワカメ、タマゴ、長ネギの５種類となっており、揚げ玉は香ばしくてフワフワ感があり、ワカメはツルツルとした舌触りで風味が良い感じです。

　麺はノーマルタイプの素麺ということで、滑らかな舌触りがあって素麺ならではの風味と味わいを楽しむことができ、ちぢれているのでおつゆがしっかりと絡んでます。

　鰹だしの風味の良さとちょっとした甘みを楽しめるあっさりとしたおつゆと素朴な味わいの素麺を堪能することができる一品。心が落ち着く一杯となっていました。

○　「カップヌードル　旨だし　そうめん　ライト」（日清）

　カップ麺のパイオニアとして長きにわたって愛され続けているカップヌードルシリーズから、女性向けに開発されたカップヌードルライトプラスの登場です。

　今回は旨だしそうめんライトということで、暑い夏は氷を入れてアイスでいただけるとのことですが、今回はアイスではなくホットでいただいて楽しみたいと思います。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。鼻を近づけると解るくらいの和風だしの香りがしてくるとともに、ショウガのとても良い香りもしてきました。

　早速、スープを一口いただきます。サッパリとし過ぎるくらいの口当たりになっていて、香り同様に和風だしが広がってくるのが解り、少し甘さを感じることができます。

　具はキャベツ、オクラ、トマト、パプリカ、シイタケ、ショウガ、長ネギの７種類となっており、オクラは独特な食感があって噛みしめると粘りの良さがでてきました。

　麺は素麺ということでサッパリとした味わいがあり、かなり細いのですが芯の強さがしっかりとしているので喉越しの良さがあり、素麺特有の風味と味わいもありました。

　和風だしと生姜の風味が効いているサッパリとしたスープとバラエティ豊かな野菜が印象に残るような一品。１９８キロカロリーといったヘルシーさも魅力的です。

○　「カップスター　納涼　松茸香る　温そうめん　白だし仕立て」（サンヨー食品）

　サンヨー食品を代表する縦型カップ麺として長きに渡って愛され続けているカップスターシリーズから、夏にいただくと美味しい納涼シリーズが登場しました。

　今回は松茸香る温そうめん白だし仕立てということで、夏にあえて温そうめんでいただくとのことですが、どんな風味と味わいになっているのか食べるのが楽しみですね。

　お湯を入れて３分、蓋を開けてよくかき混ぜれば完成。松茸の香りに馴染みが無いのでシイタケの風味の方がよく入ってくるとともに彩り豊かな具材が目に入ってきます。

　早速、おつゆを一口いただきます。サッパリとした口当たりとなっていて鰹だしの風味の良さが真っ先に広がってくるのが解り、塩気は控えめな感じなので飲み易いです。

　具は鶏挽肉、カマボコ、シイタケ、タマゴ、長ネギの５種類となっており、鶏挽肉は塩コショウで味付けされているような感じでシイタケは食感と風味がとても良いです。

　麺は素麺ということなのですがややちぢれているのでラーメンに近いような雰囲気があり、サクサクとした歯切れの良さとサッパリとした味わいを楽しむことができます。

　松茸よりもシイタケと鰹だしの風味の良さを感じることができるおつゆとサッパリとした味わいのある麺が特徴的な一品。暑い夏にでもサッパリといただける一杯です。

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（素麺 その２～３）

（素麺　その２～３）